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サブビジブル粒子の識別解析

モフォロジー解析を用いた粒子識別は信頼性が低いと言われております。細胞やタンパクやプラスチック等の異物を含んだ複合凝集体では、更にその解析は難しいものになります。
Halo Labs社のメンブレン蛍光顕微鏡法(FMM)は、サブビジブル粒子の解析を簡単且つ正確に行うことが可能です。

​右の図のように細胞/非細胞、タンパク質/非タンパク質の識別解析を短時間に行えます。FMMにより今まで分析に苦労した複雑なサンプルに何が含まれているのかを正確に特定することが出来るようになります。

モフォロジーや強度フィルター解析では、タンパク質凝集体(左)とプラスチックのETFE(右)を識別することは困難です。

細胞(オレンジ)と非細胞(黒)の識別

​タンパク質(赤)と非タンパク質(青)の識別

Auraの測定方法

BMI(バックグラウンド・メンブレン・イメージング)

BMIは、USP788のサブビジブル粒子(SVP)のロット検査出荷法であるメンブレン顕微鏡法に準拠した分析方法です。
96ウェルメンブレンプレートにサンプルを滴下する前に、まずウェルプレートのバックグラウンド測定を行います。
真空ポンプによるサンプルの滴下及び漉し取りを行った後、サンプルイメージの測定を行います。
得られたイメージからバックグラウンドイメージを差し引くことにより鮮明なBMIイメージが得られます。(右下)
​イメージのコントラストは液体内での測定より10倍以上高くなります。測定は自動化されており、サイズはASTMスライドガラス顕微鏡に校正されております。

バックグラウンドイメージ

サンプルイメージ

BMIイメージ

FMM(メンブレン蛍光顕微鏡法)

FMMは、BMIと組み合わせることにより、他の粒子分析システムでは不可能であったレベルの分析が可能です。
サンプルのターゲット粒子は、蛍光色素もしくは抗体でラベルされます。サンプルの蛍光染色は、数秒間で完了し、メンブレン上、またはサンプル液内のどちらでも行うことが可能です。
初めにBMIイメージの測定を行い、ウェル上のどこに粒子があるのかをマークします。その後に蛍光染色を行いFMM測定で粒子の識別解析を行います。BMI測定でマークした以外の粒子(蛍光ラベル工程由来の粒子等)はデータから削除されます。

バックグラウンドイメージ

サンプルの滴下

BMIイメージ測定

蛍光ラベル

FMMイメージ測定

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